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エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿1』
エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿1』

サイモン・アークの事件簿1

“オカルト探偵”って、魅力的な響きですよね。
“オカルト”と“探偵”のコラボっていうか、一粒で二度美味しい感でワクワクしますね。

“オカルト探偵”ものには、本当にオカルトな事件を扱う作品もあれば、オカルトっぽく見えるけど本当は現実的な事件を扱う作品もありますが、この作品は後者の方。
悪魔学の権威で年齢2000歳と言われる謎の男サイモン・アークが、不可思議な事件を論理的に解決していく短編集……という事で、期待して読みはじめたんですけど……正直、ちょっと期待外れでした。

なんて言うか、“オカルト”と聞けば、ある種の“濃さ”を期待してしまうじゃないですか。
それは、物語でも良いし、フレーバー的な部分でも良いし、キャラの濃さでも良いんですけど、この作品には“濃さ”が全然足りないんですよね。
物語もアッサリ味だし、フレーバーも弱い。
一番期待していた、サイモン・アーク本人のキャラも、神出鬼没で年齢不詳(単に老け顔って気も(笑))なだけで、普通に善良な人物にしか思えなくて、印象がすごく薄いんです。
せめて、ホームズの気難しさみたいな性格的な短所があれば、まだ個性になったのだろうけど、そういうのも全然無いし。

あと、いわゆるワトスン役である語り手は、さらに個性が薄いくせに、奥さんいるのに浮気したりとか、反感しか感じないヨ!

ミステリのお話としては、悪くは無いけど、特別良い所も無い無難な印象。
そんな感じで、個人的には物足りない作品でした。
残念。



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Posted by スミレ
comment:2   trackback:0
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thema:読書感想文 - genre:小説・文学


comment
わたしはホックの名探偵小説のファンですが、ぶっちゃけいってしまえば、ホックの長所であり短所は、その「軽み」にあります。

深刻なテーマで魂を震わせるというよりは、いくら読んでもおなかいっぱいにならない、軽いソフトドリンクみたいなところが、好きな人にはたまらないのです。

重苦しいハードボイルド小説なんかを読んだ後で、ホックの不可能犯罪ものをちょっと読んだりすると、実にいい気晴らしになります。

たまにはホックも「動機の謎」に迫った深刻な人間ドラマをやったりするのですが、そういう回は、マクドナルドでウイスキーが出てきたようなもので、ちょっと「いいものかもしれないけれど今はいらない」みたいな気分になるのも事実です。

同じホックでも、サイモン・アークよりはサム・ホーソーン医師とか怪盗ニック・ヴェルヴェットもののほうがまだお好みには合ったかもしれません(^^)
2011/04/30 12:52 | URL | edit posted by ポール・ブリッツ
>ポール・ブリッツさん
なるほどー。
子供の頃は美味しいと思えなかった食べ物が、大人になると味覚の幅が広がって美味しく感じられるようになるみたいに、ミステリに詳しい方はミステリの楽しみ方の幅が広いんでしょうね。
私は、まだミステリ舌が御子様なので。

いくつか買ってあるホームズアンソロジー本にも、確かホックの作品が入ってたと思うので、とりあえずそれで再挑戦してみようと思います(´∀`*)
2011/04/30 22:09 | URL | edit posted by スミレ
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