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Posted by スミレ
 
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久世光彦『聖なる春』
久世光彦さんの『聖なる春』、読みました。



土蔵に一人住み、クリムトの偽画を描く「私」と、ある日「私」の元にやってきた不幸を背負った娘「キキ」。
二人は来るあてのない春を待っていた。
そして「私」が描いた偽画を売る画商フランソワもまた……。


久世光彦さんの文章が好きです。
とても平易な文なのに、詩的で美しいところとか。
そして、彼の物語にいつも漂うエロスとタナトスの香りに、私は惹き付けられるのです。

「私」が抱える空虚も、キキが背負う不幸も、どこか普遍的な喪失感として共感でき、哀しくも満たされたラストシーンが心に響きます。

ただ、残念ながら絶版なんですよね、この本。

  
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