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コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』
コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

「シャーロック・ホームズ」シリーズ八冊目で、四冊目の短編集。
バラエティに富んだラインアップで読みごたえがあります。

「ウィステリア荘」
この作品はベインズ警部のキャラにつきますね。
他の多くの警部達と同様、見当違いの捜査を進めているように見せて、実は……って所が痛快。
ホームズ作品に登場する警察官の中では、一番有能なんじゃないでしょうか(未読の作品もあるので何とも言えませんが)。

「ボール箱」
「シャーロック・ホームズの思い出」から割愛された、曰くのある作品。
残酷描写や不倫的な要素が問題視されたかららしいのですが、現代の視点で見れば大してセンセーショナルでもないですよね。

「赤い輪」
姿を見せない下宿人ってのは、謎めいていて面白いですね。
事件の真相自体は、ホームズ作品定番のパターンですが。
相手の氏素性を確かめず、身なりや口調だけで信用して部屋を貸す辺り、さすが階級社会イギリスって感じがしました。

「ブルース・パティントン設計書」
古典的で単純ながら面白いトリックですね。
てか、それよりも、マイクロフトが登場するだけで面白いものなぁ。
当時のロンドンの地下鉄をよく知らないので、イメージがあまり浮かばなかったのがちょっと残念。
今度、グラナダテレビ版を借りてこようっと。

「瀕死の探偵」
面白いです。
好きな作品ですね。
今読むと、ホームズが死んでしまう訳がないと思ってるから良いけど、「ストランド・マガジン」掲載時の読者は、ハラハラしたでしょうねー。
「ドイルがまたホームズを殺そうとしてるヨ!」って(笑)
それにしても、そんなあぶない物をワトスンが触れるような所に置いておくなよ、ホームズ(´Д`;)

「フランシス・カーファックス姫の失踪」
トリックは、今となってはバレバレですよね(笑)
ホームズ作品では、珍しいタイプの悪役がちょっと面白いです。

「悪魔の足」
「ペロッ、これは青酸カリ!」のコピペを思いだした(笑)
そんなあぶない実験にワトスンまで巻き込むなんて、ひどいヤツだなぁ、ホームズって。
それはともかく、ホームズ作品では、これのような田舎話が雰囲気があって好きですね。

「最後の挨拶」
時系列的には、ホームズ最後の事件になるお話ですね。
第一次世界大戦の開戦前夜という時代設定で描かれる、一つの時代の終わりと新たな時代の始まり。
ここで終わりを迎える時代というのが、ホームズが活躍した古き良き時代であるという事なのでしょうね。
自動車を運転するワトスンの姿には、感慨深いものがあります。




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thema:読書感想 - genre:小説・文学


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