スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by スミレ
 
[スポンサー広告
H.P.ラヴクラフト『ラヴクラフト全集3』
ラヴクラフト全集の3巻。

この巻はかなりキツカッタ……。
読むのに時間がかかりました。
その理由は下の方で↓

「ダゴン」
太平洋上を小さなボートで一人漂泊していた主人公は、ある日見渡す限りに広がる黒い軟泥の地平に漂着した。
そこで、象形文字と彫刻が施された巨大な石を発見し、さらに……。


「クトゥルフの呼び声」のプロトタイプな感じの短編。
化け物がすぐそこまで近づいているのに、手記を書き続けている主人公には、笑うしかありません。
「あの手は何だ!窓に!窓に!」とか書いてないで、早く逃げてー!

「家のなかの絵」
アーカムに向かう途中、嵐に遭ってしまった主人公は、雨宿りをしようと古びた木造家屋に飛び込んだ。
館には、襤褸を纏った風変わりな老人が住んでおり……。


ちょっとした小話のような味わいの作品です。
ラヴクラフトにしては珍しく台詞が多くて読みやすいのも良いですね。
とは言え、内容はカニバリズムの話なんですが。

「無名都市」
アラビアの砂漠に打ち捨てられた無名都市。
誰も観たことが無い伝説の都市の遺跡を発見した主人公は、好奇心に導かれるまま奥へと入っていくが、やがて恐ろしいものを発見する……。


展開がなくて、ただただ描写ばかりが続くので、ちょっと退屈。
ラヴクラフトの描写好きな所は、正直合わないなぁ。

「潜み棲む恐怖」
キャッツキル地方のテンペスト山には得体のしれない怪物が潜んでいると言う。
調査に向かった主人公は、やがて恐ろしい出来事に遭遇する……。


元々は、全四回の連載小説だったらしく、各回毎にクライマックスが用意されてるのが、今となってはわざとらしいと言うか、むしろそこが面白いと言うか、ラヴクラフトが意図してない所で楽しめます。
でも、退屈はしないし、ラストも上手くまとまってるので、結構楽しめましたヨ。

「アウトサイダー」
自らを「余」と名乗る語り手が述べる物語。
光も届かぬ城の中に長きに渡って住む「余」は、ある時外を見ようと思い立つが……。


ショートショートというか小話と言うか。
途中でオチがバレバレなんだけど、当時はそうでも無かったのかなぁ?

「戸口にあらわれたもの」
ダンは親友エドワード・ピックマン・ダービイを殺した。
しかし、ダンはエドワードを殺したのは自分ではないと言う。
そして語られる真実。
全ては、インスマスからきた女、アセナス・ウェイトと、エドワードが出会った事から始まったのだった……。


上手くまとまっていて面白い短編です。
アセナス・ウェイトのキャラが存在感があっていいですね!
エドワードをたぶらかして利用する悪女というキャラから、もうひとひねりあるのもイイ感じです。

「闇をさまようもの」
作家ロバート・ブレイクは、ある日謎の死を遂げた。
彼が残した日記には、彼を死に至らしめた恐ろしい出来事が記されていた……。


ラヴクラフトが、友人のロバート・ブロックに捧げた作品と言う事で、楽屋オチっぽいかと思いきや、意外とオーソドックスなラヴクラフト作品でした。
クトゥルフ神話の怪物の中でも屈指の人気を誇るニャルラトテップ様が登場……といっても、この話では黒い霧のような姿で、まだ本領発揮してない感じですねー。

「時間からの影」
ナサニエル・ウィンゲイト・ピースリーは、ある日突然意識を失い、正気に返った時には五年以上の歳月が流れていた。
さらに驚くべきは、彼が記憶していないその五年の間、全く別人のように振る舞っていたと言う事実だった。
やがて、ピースリーは奇妙な夢に悩まされはじめ……。


「ラヴクラフト全集 3」を読むのに時間がかかった原因がこの作品。
展開があまり無く、描写ばかりが延々続き、その上同じ描写をくどくどと繰り返すくせに、肝心な所は勿体ぶって説明しないものだから、イライラして何度挫折しそうになったか……ヽ(`Д´)ノ
やはり、ラヴクラフトの描写好きな所とは相性悪いみたいです。
その上、オチもバレバレなのにこれでもかってくらい勿体ぶって引っ張るので、かなりウンザリな感じです。


関連記事
スポンサーサイト
Posted by スミレ
comment:0   trackback:0
[
comment
comment posting














 

trackback URL
http://sumirecinema.blog93.fc2.com/tb.php/32-0aae0119
trackback
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。