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フレッド・ホイル『10月1日では遅すぎる』
フレッド・ホイル『10月1日では遅すぎる』

10月1日では遅すぎる

随分前に古本で買ってそのまま積ん読状態だったのですが、ブログを始めたことでもあるし、10月1日に合わせて感想をアップしてみようかと思い、読んでみました。

まず『10月1日では遅すぎる』ってタイトルがイイですよね。
『九マイルは遠すぎる』って有名なミステリ小説がありましたが、あれさながら「10月1日では(何が)(なぜ)遅すぎる」のか、いろいろと想像が広がる良いタイトルだと思います。
でも、内容を読んでちょっとガッカリしたのは、「10月1日では遅すぎる」って言葉に、あまり意味が無い事。
一応、内容に関係はあるにはあるのですが、作品のタイトルにするほど重要な事柄じゃないんですよね。
なんか、キャッチーさだけで付けたようで、ちょっと残念な感じです。

序盤、あまりに淡々と日記調の味気のない描写が続き、その上登場人物の個性の薄さと言うか、魅力の無さにちょっと驚いて、「SF小説ってこんな感じだっけ?」と訝しみながら読み進めていくと、SF的ギミックが姿を現してくるにつれ登場人物の個性の弱さはあまり気にならなくなり、SF的な面白さを堪能して面白く読み終わることが出来ました。

普通、時間もののSFというと、歴史を変えないように気を使ったり、逆に歴史を変えようと頑張ったりする話を思い浮かべるのですが、この作品はそう言った話とは一線を画しています。
地球上に様々な時代がパッチワーク状に現われ、それらがそれぞれ過去であったり未来であったりしながら、同一の地球上に存在するので、タイムパラドックスの心配をせずに、もっと現実的な問題として違う時代と接していく過程など新鮮でとても面白いです。

ラストの纏め方も、SFならではの終わり方でイイですね。
出来れば、登場人物にもう少し魅力と言うか個性があればもっと良かったのでしょうけど。



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thema:海外小説・翻訳本 - genre:小説・文学


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